ナスの旬はいつ?美味しいナスの選び方や保存方法もご紹介!【管理栄養士執筆】

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ナス


淡色野菜の代表的存在である『 ナス

旬の時期以外はハウス栽培が盛んであるため、通年安定して流通している野菜ですよね。

そこで、最も美味しいナスの旬な時期はご存知でしょうか。

この記事ではナスの旬な時期や美味しいナスの選び方、適切な保存方法を管理栄養士がご紹介します。是非参考にしてくださいね。



執筆者
管理栄養士 Mako

管理栄養士の資格を保有。
大学卒業後、医療機関にて栄養指導業務や疾患別資料の作成などに従事。
我が家のライフスタイルに合った『食材宅配サービス』を模索中。

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1 . ナスの旬な時期


なす


ナスは全国各地で栽培され、ハウス栽培も行われているため、産地を変えて通年市場に流通しています。とはいえ、旬の時期に収穫されるナスは、みずみずしくて歯触りも良く格別のお味ですよね。

旬の時期は長く、初夏から秋にかけての5~10月頃です。

また、出荷量のピークは8月頃のため、夏に購入するナスは比較的安価ですよ。

夏の強い日差しを浴びて成長する「夏ナス」は皮が厚く、実が詰まっていて食べ応えがあります。一方、朝夕の気温差が大きく、日差しも比較的穏やかな初秋に成長する「秋ナス」は皮が柔らかく、みずみずしい実に甘味と旨味が豊富に含まれています

管理栄養士 Mako
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つまり、夏ナスは実が詰まっていることから熱を加えても煮崩れしにくく、長時間の煮込み料理汁物などに向いています。それに対し、秋ナスは柔らかくて水分が多いため、直ぐに火が通る炒め物揚げ物浅漬け等に向いています。





2 . 美味しいナスの選び方


夏野菜


鮮度の良いナスを見分けるポイントは主に4点です。

是非、以下のポイントを踏まえて日頃のお買い物にお役立てくださいね。

①色

鮮度が良いナスを選ぶ際は、鮮やかな紫色のものを選びましょう。

さらに、色ムラが無くて濃い紫色のナスは、日光を浴びて健やかに成長している証拠でナスニンを豊富に含んでいます

②表面

皮の表面にハリツヤがあるナスを選びましょう。

ナスは鮮度が落ちると柔らかくなり、表面がしなびてきます。そのため、傷があったりハリがないナスは水分が蒸発してしまっている可能性が高いです。

管理栄養士 Mako
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さらに、触れた後に痕がつかない程度の硬さがあるかもナス選びのポイントです。

③ヘタ

ヘタの切り口が薄黄緑色をした、みずみずしく乾燥していないナスを選びましょう。

ナスは鮮度が落ちると、ヘタの切り口が縮まって茶褐色に変色します。また、ヘタの部分についているトゲが鋭く尖っているナスほど新鮮です。

とはいえ、流通時にトゲが取れてしまう場合もあるため、トゲがないからといって必ずしも鮮度が落ちているわけではありません。

管理栄養士 Mako
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もし、トゲが尖っているナスに出会えたらラッキ-ですね♪

④重さ

水分が多い野菜のため、持った時に重みがあるナスは新鮮な証拠。

ナスは90%以上が水分なので、鮮度が落ちると実の水分が蒸発して軽くなります。

管理栄養士 Mako
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よって、新鮮なナスは水分を豊富に含んでおり、ずっしりと重みがあると言えます。




3 . ナスの適切な保存方法


茄子


最後にナスの状態や用途を考慮し、適切な保存方法について解説します。                         

生のまま保存する場合

ナスをそのままの状態で保存すると水分が失われ、特に風に当たるとしなびて変色する原因になります。

生のまま保存をするときは表面の水分をよく拭き取り、水分が逃げないようにラップや新聞紙で一個ずつ包み、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

ただし、室温が15℃以下の場合は低温や乾燥に弱いため、常温で保存しましょう。

管理栄養士 Mako
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保存温度が5℃以下になると実が縮んでしまうので、冷やしすぎに注意。購入をしてから3~4日程度で使い切りましょう。

手順


①表面の水分をよく拭き取る
②ラップや新聞紙で一個ずつ包み、保存袋に入れる
③空気を抜いて密封させ、冷蔵庫の野菜室で保存をする


冷凍保存をする場合

なるべく早く食べ切る方が良いですが使い切らなかった場合、使いやすい大きさに切ってアクを抜いてから冷凍保存をしましょう。

冷凍保存をする場合、ナスを輪切りや乱切りにし、水に晒してアクを抜きます。アク抜きをしたナスは十分に水気を切り、平らになるように冷凍用保存袋に入れてから保存しましょう。

冷凍保存は一ヶ月ほど可能ですが、早めに使い切ることを推奨します。

管理栄養士 Mako
管理栄養士 Mako

ナスを冷凍保存しておくと、炒め物やスープ等を作る時に凍ったまま使用することができるので常備野菜としておすすめですよ。

手順


①輪切りや乱切りにし、水に5〜10分程度晒してアクを抜く
②十分に水気を切り、平らになるように冷凍用保存袋へ入れる
③空気を抜いて密封させ、冷凍庫で保存をする





4 . まとめ


ナス


以上、ナスの旬な時期や美味しいナスの選び方、適切な保存方法について解説しました。

より美味しいナスをいただくため、以下の点を覚えておきましょう。

⑴ 最も美味しい旬の時期は5~10月頃
⑵ 色ムラが無く、鮮やかな紫色
ハリツヤ、触れた後に痕がつかない程度の硬さがある
⑷ ヘタの切り口が薄黄緑色でみずみずしく、トゲが鋭く尖っている
⑸ 持った時にずっしりと重みがある


美味しいナスの選び方や適切な保存方法を踏まえ、是非日頃のお買い物にお役立てくださいね。

当記事が参考となり、1人でも多くの方の健康増進に携われたら幸いです♪




《参考文献》
⑴ 戸塚雄弐 , オールガイド食品成分表 , 実教出版編修部編 , 実教出版 .
⑵ 鈴木昌子 , 最新決定版 食材事典 , 廣田孝子監修 , 長崎有編 , 学研プラス .
⑶ 髙橋秀雄 , からだにおいしい キッチン栄養学 , 宗像伸子監修 , 小元慎吾編 , 高橋書店 .
⑷ 田村正隆 , くらしに役立つ栄養学(第2版) , 新出真理監修 , ナツメ出版企画編 , ナツメ社 .
⑸ 矢崎謙三 , これは効く!食品力を120%活用する食べもの効果効能事典 , 阿部芳子監修 , 主婦の友社編 , 主婦の友社 .

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